異次元の王子と癒しの姫君


純白のドレスを着たナナミの頭にはいつも王妃様がしているようなティアラが付けられていて髪はナナミの理想通りの髪型に纏まっている。


日本からパリへと出発するときのナナミは少しだけ腕や制服のスカートから出ている脚に日焼けをしていたけどこの世界に来てからはほとんど宮殿の中で過ごし時々バラ園に行くぐらいだったから腕も脚もいつのまにか色白の肌に戻っていた。


さっき湯浴みしたあとに塗られたクリームのせいか肌には艶がありドレスから見える腕や胸もとはいつもよりキレイに見える……自分で想像していた以上に完璧にどこからどう見ても素敵な花嫁さんになっていて……とにかく感動で涙まで出そうになった。


こういうとき、花嫁さんは親に挨拶するんだっけ。
でも挨拶したいお父さんとお母さんとお兄ちゃんはここにはいない。
みんなはもう二度と逢えない覚悟でここに残る事を決めた事や私が結婚するなんて知らない


もし今の私を見たらキレイだって言ってくれるかな……。