「寝不足で顔色の悪い花嫁じゃいくら着飾っても魅力半減ですしね」


「解った。とりあえず横になってみるそのうち眠れるかもしれないし」


「そうして下さい。明日はいつもより早く起こしますね」


リマが続きの奥の部屋へと行きナナミはとりあえず横になって目を瞑った。


それから……
寝返りを何度もうっている内にいつの間にか寝ていたらしい。


「ナナミ様おはようございます」


「リマさん……もう朝?」


「今日は快晴ですよ」


ナナミに声をかけながらリマは部屋のカーテンを開けると窓からは明るい陽射しが入ってくる。
やっとナナミは起きあがった。

「食欲はありますか?」

「フルーツならはいりそう」

「解りましたフルーツと温かい紅茶お持ちしますね」