「ナナミを責めてるんじゃないんだ。コトリという魔女が居なくなったのはお前のせいじゃない。覚えているか?今までディアナを森へ連れて行った事はない。お互いに忙しかったしディアナの学ぶべき事が落ち着いたら連れて行くつもりでいたんだ……だからコトリという魔女をディアナは知らないはずだ」
「私はこの森へ来たのはナナミとして来たのがはじめてだって覚えてる。
だからコトリさんに逢ったのはあの時が初めてだしなぜ謝られたのか解らない」
「まだまだ謎だらけだな……でもコトリという魔女が見つかれば何か解るはずだ」
「コトリさん無事に見つかるといいけど」
「そうだな……疲れただろう。着くまで寝てろ」
クラウドに肩にもたれかかるように言われるとナナミは素直にクラウドに躰を預けるでも眠る事はなかった。