異次元の王子と癒しの姫君


ここへ来る前ルシダさんとの話しが終わり部屋を出て行く時に私だけ呼び止められクラウドは先に外に出て行った。


「元に世界に戻りたいとお思いにはなりませんか?」


ここにずっといると決めてからは時々家族のことを思いだし寂しいとは思ってももう迷いはない。
今はクラウドと離れる事の方が堪えられない。

「家族に逢えないのは寂しいけどクラウドと離れたくないから戻れたとしてもここにいるって決めたんです」


「そうですか……そう決めたなら言っておく事があります。癒しの姫、この先王宮は荒れます用心なさい」


荒れる……どうして?


そうだルシダさんには予知する力があるってクラウドが言ってた。
今ルシダさんには何かが見えているんだ。

「これから何が起こるのかルシダさんには見えてるの?」