異次元の王子と癒しの姫君



クラウドの後からついていくとある部屋に通された。


中には女の人がいる。
この人がルシダさん……


椅子に座るように言われて向い合うとルシダはナナミをじっと見た。


何だろう……ルシダさんの瞳が蒼く光ったような気が……それに今とても不思議な気持ち。
ルシダさんにじっと見られてるのにイヤな気がしない。


リラックスして気持ちが落ちついた感じがする。


「ルシダ、ナナミはディアナだったときの記憶が戻って来ている」


「そのようですね数日前に王様と王妃様がここへ来たときに聞きました。ですがある部分は相変わらず底に沈んだまま肝心の記憶には鍵を掛けられています」


「ナナミはどうして王宮から出たのか思い出せないようだ」


「多分関係のある者の仕業でしょう。その者に記憶を封じ込められているのです」


クラウドとルシダさんが話しているのは私のことなのに私が口を挟むことなく二人だけで話しは進んでいった。