異次元の王子と癒しの姫君


ひぃっっ!!


かっ、顔が……。
そんなにしたら潰れちゃうよ。
見ればナナミと同じぐらいの男子が窓に顔を押しつけて店内を覗いていた。
あまりの異様な光景に本当はそらしたいのにムリだった。


と言うかそらす前に向こうがナナミに気づいたようだ。
一旦窓から顔を離すと今度はニコニコしながら手を振ってる。


え~と……こういう時って振り返した方がいいのかな。


「ナナミどうした?」


「クラウドあそこの窓見て。中を見てる人が手を振ってる」

ナナミが言うとクラウドは即座に首をひねり窓の方を見た。


「こういう時ってどうしたらいい?やっぱり振り返した方がいいよね」


クラウドは窓の向こうに方を凝視したままで返事はなくナナミの判断で窓の向こうの相手に振り返すと向こうは更に振り返してきた。