異次元の王子と癒しの姫君



「お前達、それはそんなに美味しいのか?」


頼んだアイスクリームが来てリマさんと食べ始めると紅茶を飲んでいたクラウドが訊いてきた。


「二人とも顔が緩んでるぞ」


「美味しいよ。のってるフルーツソースもアイスと一緒に食べると最高。ねっ、リマさんもそう思わない?」


「クラウド様、ナナミ様のいうとおりです。このソースとアイスクリームが絶妙に合ってるみたいで本当に美味しいです」


「クラウド、一口食べる?」


「いい。紅茶で充分だ」


スプーンにすくってクラウドの口元に運ぼうとしたら断られた。
紅茶しか頼んでないけどクラウドって甘いもの苦手だったっけ……?


「クラウドはアイスクリームとか苦手だったっけ?」


「そういう訳じゃないけど今はいい」


ナナミはアイスクリームを口に運びながらふと自分達が座っているテーブルの近くの窓の方を何気に向きギョッとした。