異次元の王子と癒しの姫君



「あれっリマさんとセドラさんは?」


兵士の二人もいない。


「セドラとリマなら店の外にいるはずだ」


「呼んできてもいい?せっかく来たんだし一緒に食べたいよ」


「オレは侍女と一緒に食べた事はない」


クラウドは眉を潜めた。
ナナミは自分が余計な事を言ったことに気付く。
王族が身分の低い者とテーブルを一緒にするなんてありえないって事を忘れてた。

ディアナとしてここで過ごしていた記憶はあるし王族と平民の身分差とはどういうものなのかちゃんと覚えてる。


でもこの間まで七海(ナナミ)がいた世界は皇族や王族はいるけどその人達と直接逢うなんて事はあるわけないし少なくも自分の周りでは身分差など関係なく過ごしていたからついナナミの感情で行動してしまう。



「クラウド……私うっかりしてた。
でもねリマさんは私がディアナだった時のお姉さんだしこの世界に来て初めて出来た友達でクラウドと同じくらい特別なの」