「待って!」
リマさんを置いてきたかと思い立ち止まるり後ろを振り向いたらリマさんもセドラさんもついてきていた。
他に二人の兵士がいたけど残りの兵士の人達は馬車の近くに立っている。
「兵士の人達と離れちゃったけど大丈夫?」
「人数は減らしたけどさすがに全員を連れて歩くには目立ち過ぎる。
大丈夫だ例え誰かに狙われてもオレもセドラもある程度は防御できるし後ろにいるあの二人は置いてきた兵士達よりも腕がたつセドラと同じマクナル一族の者達だからな」
クラウドは物騒なことを言う。
「めざとい者はもう気づいてるみたいだな」
「えっ……」
通行人やお店の店員さんらしき人達がチラチラとこっちを見ていた。