異次元の王子と癒しの姫君


「ディアナ?」

クラウドの声に我にかえる。


「……あっ、ごめんなさい」


クラウドに集中していて挨拶はとっくに終わっていたことにやっと気付いて慌てた。


「いいえ気になさらず。ディアナ様がいてくれて心強いです仲良くしてもらえますか?」


「そんな……心強いなんてこっちこそ本物の王女様とお友達なんて畏れ多くて……」


「えっ?」


「な、何でもないから。え……と、シェーラ王女よろしくね」


「はい、よろしくお願いします」


ほんと……シェーラ王女ってお人形さんみたいに可愛い性格も良さそうだし仲良くなれそう。


グイっと腕を引かれハッと見上げた。

「シェーラ王女が気になるか?
外見に惑わされていたら何も見えないぞ」