異次元の王子と癒しの姫君


アデル王子の相手のシェーラ王女は王妃様の言ってた通りとても可愛いくて見た目だけじゃなくて生まれた時からの本当の王女様なんだなって思いしらされる。


シェーラ王女が婚約式の場に現れた時、王女様オーラに圧倒された。


シェーラ王女は誰が見たって普通の人とは違うと直ぐにわかる。


「やっぱり本物の王女様は違う……」


「本物って何だ?」


自分でも無意識に出てしまった一言は隣に立つクラウドにはしっかり聞こえていたらしい。


「シェーラ王女は可愛いよねクラウドもそう思うでしょ?
本物の王女様ってそこにいるだけでも王女様なんだなと思って……私なんて平民の出で少し前まで普通の高校生だったしあんなオーラないし羨ましいよ」


「ナナミはバカだ」