「クラウドを嫌いなんて違うから。
いろいろと考えてたら心配になっちゃって……その大丈夫かなって……」



「何を考えていた心配ってなんだ?」


「それは……」


どうしよう……恥ずかしくてクラウドには言えない……。


「え~とね……」

さっきリマさんが言っていた言葉が浮かんでそのまま言った。


(マリッジブルー)




「マリッジブルー?
……解った。でもナナミから避けられるのはけっこう傷つく。
だからこれからは避けるな」


「クラウド、ごめん」

クラウドに嫌な思いさせちゃった。


「もう、いい。」


クラウドはナナミの頬に触れ撫でた。

「怒ってないから、そんな顔をするな」

頬を撫でていた手が止まったと思ったら両手で頬をむにゅ~と引っ張った。