異次元の王子と癒しの姫君


「いたっ!!……う~」


慌てていたせいで寝室のベッドに入る前にドアに足をぶつけうずくまった。


「ナ、ナナミさまっ!!」


ビックリしたリマさんの声が聞こえる。


ナナミの躰が浮かび抱き抱えられた。
直ぐに今は顔を合わせたくなかった人に抱き上げられたのだと解る。

クラウドが入って来る前に寝室の中に入ってしまうつもりが勢いあまってドアにぶつかるなんてドジをやらかしてしまい。


クラウドに抱き上げられてしまった。


「ハデな音が聞こえた。大丈夫か?」


「……へいき……」


クラウドは私をソファの上におろした。


「それで?逢いたくないわけは?
顔も見たくないくらい嫌われる事をした覚えはない」


「クラウドを嫌いなんて違うから。
いろいろと考えてたら心配になっちゃって……その大丈夫かなって……」