異次元の王子と癒しの姫君


「前にアデル王子と話した事がなんだったのか思い出せなくて……」


「アデルと話した?いつだっ」


「えっ……ク、クラウド……?」


クラウドが急に大きな声で聞いてきたからびっくりした。


「記憶をなくす前にアデルと会って話をしたんだな?」


「そんな気がするってだけ」


「たしか、じゃないのか?」


「頭の中に何度もアデル王子と話しているところが浮かぶんだけどそれ以上はムリみたい」


「そうか……何か思い出せば宮殿からいなくなった時の手がかりになると思ったんだけどな」

クラウドはがっかりしたようだ。