異次元の王子と癒しの姫君



「アデルもクラウドと同じくと王家の血をひくもの。今は何もなくてもこの先あなたに気持ちが向かないかと心配だったのです。
でも今回あの子にふさわしい王女が見つかってこのまま婚儀までうまくいってくれるといいのですが……」


アデル王子はアサンドラ国の第三王女と婚約する。

アデル王子……アデル……。
記憶をなくす前にアデル王子と何か話したような気がする……。
なんの話しをしたんだっけ……。


「ナナミ」


「へっ?」


「何を考え込んでいた?」


「クラウド……あれっ?いつ部屋に戻ってきたの?王妃様とお茶を飲んでいたはずなのに……」


「どうした何かあったか?」


私は……そうだ少し前にここに戻って来たんだった。
アデル王子と話した事がなんだったのかどうしても思い出したくて
でもダメだった。
どうしても思い出せない。