異次元の王子と癒しの姫君


「クラウドとディアナの婚儀が決まっていずれクラウドは王位を継承することになるアデルにはクラウドを支えてほしいと私も王様も思っているの」


「そうね私もアデルにはクラウド王子を支えていってほしいと思っている。ただアデルはひねくれているから素直に頷くとは思えないわ。実はねアデルに婚約の話しがあるの」


「婚約……王様が決めたのならお任せします」


「相手はアサンドラ王国の第三王女よ」


「アサンドラ王国の第三王女……アサンドラとはもう何年も前に国交は無くなったと聞いていたけど?」

「それがまた国交を復活させる事になったようなの。
相手の王女はちょうどアデルと歳も近いしこの話しをぜひに奨めたいと言っているのだけど」

「あの方がアデルのことを思って決定した事なら従うわ」


王妃様はベッドのわきに膝まづきサラ様と話していたけどサラ様が疲れてしまうといけないと切り上げ東の宮殿を出た。


「どうしてダメなのかしら……前にあなたにも癒しのチカラをお姉様にしてもらったけどダメだってでしょ。でも諦められなくて」

王妃様はため息混じりに落胆する。

「お見舞いのたびにしてみるの。でもどうしても私の力は弾き返される」