異次元の王子と癒しの姫君



「ナナミ様おはようございます」


「おはようリマさん」


支度をした後リマさんに髪を整えてもらい朝食を食べ終わった時王妃様が部屋に訪ねてきた。


「王妃様、おはようございます」


「おはようナナミ、今日は私に付き合ってもらいたいのですがよろしいですか?」


「はい、大丈夫です。王宮の外に出られるんですか?」


「東の宮殿へ行こうと思っています」


「東の宮殿に行くんですか?」


「ええ、サラお姉様の具合が良くない事は知っているでしょ?私、時々お姉様の所に行っているのよ。今日は話しもあったから」


サラ様は王様の側室。アデル王子のお母さん。


本来なら側室というものはこのクラーク王国の王家には存在しない。
何故なら王の伴侶となる癒しの姫は本来は一人しかいないから。


何代も前からどの時代も癒しの姫は一人だったのに現王の時は異例の出来事が起きた。