「ナナミ様」
「誰だった?」
「セドラ様でした」
セドラさんはクラウドを探しにここへ……。
「でも、直ぐに用はすんだと行ってしまいました」
「セドラさん行っちゃったんだ?」
「私が扉を開けたら『やはり、遅かったようですね。逃げられましたか』とか言ってましたけどいったい何なんでしょう?」
クラウドがここにいたことはセドラさんにバレていたんだ……。
「……なんだったんだろね。でもっ、セドラさんが用はないって言ったなら、いいんじゃないかな……きっと解決したんだよ。
うん、きっと大丈夫だよ!リマさんもそう思わない?思うよね。じゃあ朝起きれないと困るし寝よう」
「……そうですね。こんな時間に訪ねてくるからまた不審者かと怖くなってしまったけど違ったみたいで良かった。私は部屋に戻りますね」
「そうして」
リマさんが部屋に戻った。
さっきまで、ここにクラウドがいたなんて知ったらリマさん驚くよね……。