異次元の王子と癒しの姫君



「クラウドのバカっ……」


「はっ?……バカってなんだ?」


「怖かったんだからね。もう脅かさないでよっ」


「しぃ~。声落とせ、リマが起きてしまう。セドラに内緒で来ているのに見つかったらアイツにうるさく言われる」


私が頷くと口を覆っていた手は退けられた。


ベッドの上にペッタンコ座りしている私の躰を引き寄せベッドに座ったクラウドは額にキスを1つ落としてからよしよし宥めるように頭を撫でた。


「怖がらせてしまったな。でも我慢できなかった。どうしてもお前に会いたくて気が付いたらここへ移動していた」


「もういいよ。今日は逢えないと思っていたからクラウドが来てくれてうれしい」