異次元の王子と癒しの姫君





ディアナのときの私も庶民出で宮殿に入る前は自分で全て洗っていた。
この場所で最初に湯浴みをしたとき人に洗ってもらうなんて恥ずかしいからと洗ってもらうのを拒むとその時ついてくれてた侍女に『それは付き添い人に仕事をするなと言っているのですか?』と言われて困ってしまったっけ。


それで躰は自分で洗って髪だけその人に洗ってもらうことで折れてもらったんだよね。
でもその内に慣れてきて全部洗ってもらうようになった。


「どうぞ中にお入り下さい」


「ありがとう」


大きめな浴槽につかり足を伸ばす。
ふぅ~気持ちいい。
湯舟につかりながらリマさんと話したあの見習いを装った侍女の女の子の特徴が他になかったかなと考えた。



「―――――ディアナ様……ディアナ様」


「えっ、何?」


「そろそろ出られた方がいいのでは?あまり入っていると逆上せてしまいます」


「そうだよね。出るね」


浴槽から出て仕切りのところで待っていたリマさんが持っていたタオルを渡してくれた。躰を拭くのはさすがに他人に任せたくない。
これは断固として自分でやると押しきった。