異次元の王子と癒しの姫君



「それは変です。あの日はディアナ様にお茶を持っていくようになんて誰にも頼んでませんよ」


「でも、あの時持ってきてくれた女の子がリマさんに頼まれたって言ったんだよ、侍女の見習いだって言っていたけど」


「新しい使用人は、ここ2年ほど入って来てはいません」


「そんなっ、どういうことあの侍女の見習いの女の子は……?」


「おかしいですね。護衛があっさりと、その女の子を通すなんて普通ならありえません」


その女の子の特徴を思い出そうとした。

リマさんと同じような格好をしていた……顔は良く思い出せない。
長めの前髪で隠れていたしずっとうつむいていたから……。