異次元の王子と癒しの姫君



「クラウド?ちょっ、えっ……」


クラウドの整った顔が段々近づいて来て近くで見るとますますカッコイイなぁ~なんて思っていたら唇が重なってビックリした。


軽いキスだったけど突然すぎて……。
驚いているうちに唇は離れた。


「何をそんなに驚いている。激しいのはしてないだろ。それにキスは何度もしているんだ」


何度もなんてしてないよ。これで2度目……それに後ろにいた数人の護衛の兵士は見ないフリをして下を向いていて気まずい。


「なっ、何回もなんてしてない。あの時だって突然だったしいきなりしないでよ……人がいるのに」


「もしかしてキスの記憶はないのか?」



「変なこと聞かないでっ、とにかく人前でキスなんて恥ずかしい事は2度としないから。もうクラウドの無神経!!」


「おいっ、ナナミ待て!!」


クラウドの呼び止める声を無視して部屋にかけ込んだ。