異次元の王子と癒しの姫君




「お前をずっと待っていた。やっと逢えたなオレの……不思議だお前といると気分が落ち着く」


私と同じ事をクラウド王子も感じているなんて……。



「ナナミ?何を考えてる?」



「何でもないよ」


「そうか……それならいい。リマが待ちくたびれているかもしれないな」


「リマさん?」


「ディアナの記憶を取り戻したお前と話したそうにしていた」


そうだった。リマさんとは前世では姉妹だった。王宮に上がってからもいつも一緒にいてくれた。
王宮暮らしはなかなか慣れなかったけど、後からリマさんが来てくれたから不安なくいられた。


「私もリマさんと話したい部屋に戻るね。じゃあねクラウド」



クラウドは盛大なため息をついた。


「クラウド?」



「記憶が戻ればやっぱりそうなるんだな……」


「クラウド何の話し?」

「いや……」