異次元の王子と癒しの姫君



「その人は他国の王に協力をする代わりにこの国の次の王の地位を約束させたと言っていました。
それで私に……」


「どうしたのだ?」


その人と話した事を説明し始めたけどまた疑われるんじゃないかって……そんなふう思ってしまって説明しないとってそう思うのに言えなくなってしまった。


「ナナミ、父上が話しの続きを待っている」


どうしよう……。
言おうとするのに言葉にならない。


「ナナミ、大丈夫か?」


「クラウド……私はみんなの事は絶対に裏切らないよ……信じてくれる?」


「安心しろ。ナナミの事は何があっても信じるし守る」


「ありがとう。信じてくれて」

クラウドに肩を抱かれた事で気持ちが落ちついた。
クラウドがこうして傍にいてくれるのなら……何があっても大丈夫な気がする。



「もしナナミを傷つける者が父上や母上であっても容赦しない」


クラウドが何があっても信じると言ってくれてうれしい。
でも、私のせいでクラウドが王様や王妃様と争いになったらそれは困る……。