異次元の王子と癒しの姫君



『七海、早く起きなさい!
遅刻するわよ』


解ってるよ。
でも、すごく眠いの。


お願いあと五分だけでいいから――――。


もう少しだけこのままで……。



『いいかげんに起きなさい!!』


ハッとして飛び起きた。


早く支度しないと遅刻だっ。


慌ててべッドから降りようとしていつもの自分の部屋と違う事に気付いた。


あれ……?


ここ自分の部屋じゃない。
ここはどこ?

お母さんに起こされたんだと思ったのに夢だったんだ……。