異次元の王子と癒しの姫君



「ナナミはディアナだった頃のことを思い出しています」


「そうですか。記憶があるのですね」


「ディアナの時の記憶は……小さい頃からのことも思い出したんです。ペンダントのことは……いつ無くしたのか思い出せなくて王妃様ごめんなさい」


「クラーク王国は狙われています」


「狙われているですって?」


「それはどういう事だ」


「他国の王と手を組んだ裏切り者がこの国にいます。その者と話しをディアナはしたようです」


「その裏切り者は誰だ?」


「それが……ディアナはその者と話しをしたことまでは覚えているようですが……その後の事は思い出せないと。多分、その裏切り者に襲われたのかもしれないのです」