異次元の王子と癒しの姫君



クラウドに手をひかれて入った部屋の中には王様と王妃様が揃って座っていた。


「クラウド、話しとは何だ?」


「父上と母上にわびたい事があります。それから報告があります。この国の存亡に係わる事です」


「おわび……どういうことなの?」



「王様、王妃様どうかお許し下さい。私はディアナではありません」


「父上、母上、これには訳が……。それにナナミは悪くない。
オレがナナミにディアナのフリをしろと言いました。悪いのはオレなのです」



王様と王妃様に怒られる覚悟はしていた。
許してもらえるまで何度でも謝るつもりでいた。
でも王様と王妃様は怒らなかった。