異次元の王子と癒しの姫君



「クラウド様お許し下さい」

「……っ!」

セドラ……?

首に衝撃が来たとクラウドが思った瞬間に気を失いそのままセドラによって運ばれたようだ。

加減はされたらしく時間をあまり置かずにクラウドは目を覚ました。


「クラウド様!気づかれましたか?」


「お前、王子を気絶させるなんて容赦ないな」


「申し訳ありません。でもあのままお止めしなければきっと大変なことになっていたはずです」


「そうだな止めてくれて良かった。さっきは自分じゃないものが躰の中から溢れそうで抑え切れそうになかった」


「今は落ち着きましたか?」


「とりあえずは大丈夫だ」

「そうですか」

いつものナナミとは違った。あのときの話し方、しぐさはディアナだ。


「もう一度ナナミに確かめにいく」


「えっ!またナナミ様の所に行くつもりですかっ?
クラウド様!!待って下さい」


部屋の前の護衛にドアを開けさせ中に入り寝室の前に立つと中から会話が聞こえて来た。