異次元の王子と癒しの姫君



「ハーブティーが効いたなら良かったです。
ナナミ様がさっき話してくれた事ですが夢の事やディアナの記憶がある事やっぱり気になります。ナナミ様と妹が……関係があるのなら私は知りたいです」


「ナナミ!!」

バンっと寝室の扉が開く音と共にクラウドが姿を現し私は驚いた。


「クラウドもう大丈夫なの?」


「さっきの答えを訊くまではじっとなんかしていられない。だからもう一度ここへ来たリマと話していた夢の話しってどういう事だ?ディアナの記憶って言ってたな?」


「……夢の中にディアナさんが出てきたの。
この国に危険が迫っている、そう言ってた」


「クラウド様っ、ナナミ様の夢の中の話しをそのまま信じる訳には」

「黙れセドラ……暫く二人になりたい。ナナミと話したい」



部屋の中にクラウドと二人だけになった。


「リマにディアナの記憶があるって言っていたな。
本当に記憶が?」


「良く分からない……私はナナミ……ディアナ……どうしてディアナさんの記憶が私の中にあるのか分からないよ」



「ディアナ……」


やめてよ。ディアナなんて呼ばないで。
私はナナミなの。
ディアナさんのクラウドへの想いが溢れてきて私がナナミでなくなってしまう……。


「私をディアナさんの名前は呼ばないでよ……」


「泣くな。ナナミ……」