異次元の王子と癒しの姫君


「私は妹がいなくなってナナミ様がここへやって来たのは偶然ではなくて何かの関係があるんじゃないかとずっと考えていました。それにナナミ様の夢に妹が出て来て危険を知らせてるなんてやっぱり……」


単なる夢じゃないのかも……醒めてから私の中にディアナの記憶があると解ったことも関係しているのかもしれない。


「クラウド様にはこの話しはまだ言ってないんですよね?話したほうがいいですよ」



「待ってっ」


「ナナミ様?」


「クラウドは私の話しをきいてくれると思う?」


「きっと聞いて下さいます」


「でもさっきのクラウドは変だった。あんな取り乱したクラウド初めて見たもの。私がクラウドに夢でディアナさんと話しをしたって言ったらさっきみたいになるんじゃないかってちょっと心配で……」


「私、余計なことを言いました。やっぱりクラウド様が落ち着かれるのを待った方がいいかもしれませんね」


クラウドが疲れたのは私が心配かけたから。だから今はゆっくり休んでほしい。
もし夢の話しをクラウドにして私のなかにディアナさんの記憶もある事を話したら信じてくれるかな……。