異次元の王子と癒しの姫君



目の前の女の人は頷いた。


《ナナミ聞いて?危機が迫っているの》


《危機?》


《今の私には何も出来ない。でもナナミなら……》


《私にはそんな力なんてないよ。ディアナさんは今どこにいるの?クラウドが待ってるよ》


《私は……もう戻れない。》


《どうして?》


《ナナミ、クラウドをお願い》


ディアナさんはスッと目の前から消えてしまった。


《待ってっディアナさん!!》


意識が遠のき、目を開けたら見馴れない天井が見えた。


「ナナミ!!」


「クラウド……?」


「良かった……心配したぞ」


「私……どうして……」


「倒れたんだ」