異次元の王子と癒しの姫君



「へぇ~兄上が心配をしてくれたんだ?
ボクの事なんて気にしてないと思っていたのに」

「どうなんだ?
何かもめ事があったのか?あったならちゃんと話せ」


「別に知り合いと遊んで来ただけ兄上に助けてもらうことなんてないよ。
用事がそれだけなら帰ってくれないかなぁ?
すごく眠いんだよ」


大きなアクビをしてソファーに座ったアデル王子はそのまま目を閉じてしまった。


クラウド王子は仕方ないというように肩をすくめてそこから出ていく。



アデルは知り合いと遊んだと言っていたけどウソだ。
アデルは何をしに出かけて誰と会ったんだ……?

何か、とんでもない事が起こりそうなイヤな予感がする。
気のせいだといいが。