異次元の王子と癒しの姫君


王都から離れた、とある場所。

向かい合って座っている二人のうち一人が身を隠すように頭からかぶっていたものを外した。

「良くここまで出て来れましたね?」


「あいつらは、ボクに関心なんてないからね。どこへ行こうとどうでもいいんだろ」


「我が国の王は大変あなたに期待をしているんです。もう一度聞きますが必ず成功できるんでしょうね?
あなたに関わったばかりに巻きぞいをくうなんてもっての他ですから。
忘れないで下さいよ。この計画が成功したら……」


「解ってるよ。失敗は許されない。必ず成功させる」



「それを聞いて安心しました」


「そっちも約束は守ってくれるんだよね?」


「はい、必ず」


「良かった。詳しい事は決まりしだい知らせるよ。それと手紙は処分すること忘れてないだろうね?
もし王家の物に見られたらボクの身が危なくなるし計画の成功にはボクがいないとそっちも困る事になる」


「解ってます」


「ならいいよ」