異次元の王子と癒しの姫君


「心配って?」

「さっきはこういうことしてなかったって事」


「えっと……クラウドとディアナさんて王様と王妃様の前でも手を繋いだりしているの?」


「何かおかしいか?」


親の前では彼氏とラブラブはちょっと恥ずかしいかなって思うんだけどクラウドは平気なんだ。


「そうじゃないんだけど。ただ私は親の前で彼氏と手繋ぎはちょっとムリかな……なんか恥ずかしいし」


「そうか?手を繋ぐぐらい平気だろ。こっちに比べたら」


ちょっ、ちょっと!?
クラウドの顔がせまって来てあわてた。


「ク、クラウド?」


「冗談だ。二人の前で手を繋ぐことはあってもキスなんかしたことはない」

な、なんだ冗談か……。
キスするのかと思ってあせった……。
クラウドの冗談のせいで心臓はムダにドキドキして顔は熱い。


「フッ、ナナミはからかいがいがあるな」


おかしそうに私を見て笑うクラウドにちょっとムッとなり。