異次元の王子と癒しの姫君



「ナナミが不安に思っていることはセドラから聞いた。食事がムリなら顔だけでも見せてやってくれないか?」


「一緒に食事をしなくても良いの?」


「気が進まないなら無理しなくてもいい。
ナナミがこの王宮に来た日、ディアナだとすっかり思い込んで二人に報告をしてしまったんだ。
逢いたがっていたけど記憶がないからと待たせていたんだ。それが急に逢わせないなら押し掛けると言い出した」



二人がディアナさんのことを心配していたことも会いたがっている事も解ったけど……。

「ディアナは記憶が戻ってないから何があったか聞いてもムダだと言ってある。だからいろいろ聞かれる事はないから心配いらない」