異次元の王子と癒しの姫君





「ナナミ悪かったな」


あの時は怖かったけど今は違う。


「もういいよ。今はクラウドのこと怖いなんて思ってない」


「ナナミ……」

そっと手の甲で頬を撫でられた。


「ナナミを怖がらせることは2度としない。侵入者のことも今調べを進めている。警備も厳重にしてあるナナミが巻き込まれないように守るからな」


クラウド……。


「オレが守る……必ず守る……」


面と向かって守るなんて言われたのは初めてで、照れくさいしドキドキした。


クラウドが、こんなふうに言ってくれるなんて思ってなかったからうれしい。


「クラウド……ありがとう」



「……クラウド様、そろそろお時間です」


セドラさんは咳払いと共に時間が来たことを告げた。