異次元の王子と癒しの姫君



「もしかして今日の食事会、気が進まないか?」

もしクラウドに王様と王妃様に私がディアナさんではないと打ち明けようと言ったら頷いてくれるかな……。
やっぱりディアナさんのフリはできない。
ちゃんと話せばクラウドは解ってくれるかもしれない。
そう思って話そうとした。


「あの……き「クラウド様もセドラ様も以前にナナミ様が襲われそうになった事があったってご存知でしたか?」


でも、話そうとしたとき突然リマさんにさえぎられた。


「襲われた?どういう事だ!!」


「ナナミ様は数人に囲まれて剣を突き付けられたそうなんです。今回の侵入者もきっとその者達ですよ。ヒドすぎますっ」



クラウドとセドラさんはぎょっとした顔になり私をみた。
まさか、さっきの話しをリマさんが二人にするなんて思わなかった……。ど、どうしよう。


剣を突き付けた相手がクラウドとは思ってないリマさんはクラウドとセドラさんに「早く捕まえて下さいっ」と詰め寄っている。
内心焦った私は何とかリマさんを止めようとした。


「あのっ、リマさんその話しはもうやめてさっきリマさんに話したら怖さが半減したっていうか……そうなの私はもう大丈夫だから」