「ナナミ様、出来ましたよ」
鏡をのぞくと……。
リマさんにメイクをしてもらって顔はいつもより大人っぽくなっていた。
髪型も編み込んで1つに纏めてあり花の形の飾りが付いた細みのカチューシャがアクセントになっている。
「私じゃないみたい。このカチューシャ花が付いていてかわいい!
髪型も上手に纏まっててすごくいいよ。ありがとうリマさん」
「ナナミ様、大丈夫ですか?」
「うん、実は緊張してて」
「王様と王妃様はとても良い方達です。もしナナミ様がディアナ様ではないとバレてしまってもこの世界に何らかの力が働いて偶然来てしまった事を正直に話せばきっと解ってくれます」
「本当に?でも、怪しいヤツだって牢獄に入れられるかもしれない……」
「ナナミ様ったら大げさな。大丈夫ですお二人は訳も聞かずに牢獄になんて入れないはずです」
本当に大丈夫かなぁ。
牢獄に連れて行かれる所を想像してしまい体が震えて来てしまった。
あの時の事を思い出してしまった……この世界に来てすぐに怪しいヤツだって囲まれて剣を突き付けられて怖くて動けなかった。



