異次元の王子と癒しの姫君



王宮の護衛達は日々の鍛練で鍛えている。
外からの侵入者にそう簡単にヤラレルほど、やわな者達ではない。


となると、街の者達でないことは確かだ。
他国の者が一番怪しいか。


ただ外からの侵入者ではないのなら王家の者の中の誰かが怪しい。
今、ナナミはディアナということになっている。
王も王妃もディアナを娘同様に想っているし、たくらみなどあるはずはなく二人が護衛を眠らせてムリに部屋に侵入するはずはない。


アデルの母君は何年も前から病気でベッドからは起き上がることもあまりないと王妃が言っていたからムリだろう。


アデル……あいつがオレを良く思ってないことは顔を合わせるたびに伝わって来ていた。
アデルはオレとディアナが庭園を散歩していると時々出くわし一瞬だけディアナを見る。



そんな時のアデルの目は物欲しそうに見え、あの目に何度もイライラした。