異次元の王子と癒しの姫君




しばらくしてリマさんが持ってきてくれた二杯目の紅茶に口を付け焼き菓子の二個目を手にとった。


「この焼き菓子、紅茶に合うね」


「そうですか?」


「リマさん、あーん」


「はい?」


「口を開けて」


「ダメだすよ。これはナナミ様のために作ったお菓子ですよ」


直ぐに私がしようとすることを覚ったリマさんは首を振って一歩後ろに下がったけど強引に口の中に半分に割った焼き菓子を入れてしまった。


大きな目を見開いて口をモゴモゴさせていたリマさんの頬はしだいにゆるみ。


「おい……しいですぅ。ほっぺたが落ちそう。ホントにおいしい」


「でしょう?
こんなに、おいしいのに私だけなんて
もったいないよ」



「クリスタさんがお菓子作りの名人て本当だったんですね」