異次元の王子と癒しの姫君



「不覚にもその侵入者に私は眠らされたんです」


「えっ眠らされたって?」

「私だけではないんですよ。部屋の前で護衛をしていた者達も眠らされたんです」


部屋に誰かが入って来ただけでも驚いてるのに……リマさん達を眠らせてこの部屋に入ったなんて明らかに侵入者が私を狙ったって事だ。
それなのに私は全然気付かなくて。


どうしよう……怖いよ。怖くて
体が震えてしまう。


「部屋に鍵をかけたわけではないのに全然開かなくていくら名前を呼んでもナナミ様の返事はないし……ナナミ様?大丈夫ですか?」



「リマさん、私……怖い」


「大丈夫です。もう二度とナナミ様に侵入者は近づけさせません。ナナミ様の護衛を強化して必ず侵入者を捕まえるとセドラ様が言ってました。
それにクラウド様はものすごく怒ってました」


「怒ってた?」