僕だって本当は信じたくなかったんだ。



だけど、僕にはそれを伝える義務があって、君にはそれを知る権利がある。



だから聞いて欲しい。





僕たちは同じ血を分けた兄妹なんだ。





君の父親は僕の父親なんだ。




君と出会ってから、君を愛してしまってから分かってしまったことに、申し訳なく思っている。




そして君の父親を死なせてしまって本当に申し訳なかった。



君の父親に会いたいという夢を壊してしまって申し訳なかった。




僕を恨んでもいい。



レイ、君には幸せになって欲しい。



どうかそれだけは願っている。




いつか君が愛する人と結婚して子供を産んで幸せな家庭を築くことを心から願っている。




レイ、君とは一緒になれないけど、君を心から愛しているよ。




レイ、君の幸せが僕の一番の願いでもあり一番大事に思うことでもある。





どうか、幸せになって欲しい。