高速を流れる景色に目がついて行かず彼へと視線を向けた。
初めてのドライブ。
太陽が傾き始めた頃、海辺の街までやって来た。
ここは、何処だろう…。
車のエアコンを消して窓を全開にすると風に乗って潮の香りがした。
まだ残る太陽の光を浴びてキラキラと反射する水平線を見ていると、
この前のことが嘘のように洗われて忘れていくようだった。
こうして彼と同じ時間を共有している。
ただ、それだけで良かった。
ハンドルを握る彼を時折見つめながらゆっくりと車を走らせる。
『今日は一緒に過ごさないか?』
彼の何気ない一言で救われた。
一緒に居たい。
そんな気持ちを持ってくれているだけで幸せが胸を踊る。
どんな関係でもいい。
一緒に居られるなら…。
初めてのドライブ。
太陽が傾き始めた頃、海辺の街までやって来た。
ここは、何処だろう…。
車のエアコンを消して窓を全開にすると風に乗って潮の香りがした。
まだ残る太陽の光を浴びてキラキラと反射する水平線を見ていると、
この前のことが嘘のように洗われて忘れていくようだった。
こうして彼と同じ時間を共有している。
ただ、それだけで良かった。
ハンドルを握る彼を時折見つめながらゆっくりと車を走らせる。
『今日は一緒に過ごさないか?』
彼の何気ない一言で救われた。
一緒に居たい。
そんな気持ちを持ってくれているだけで幸せが胸を踊る。
どんな関係でもいい。
一緒に居られるなら…。


