―7月4日―
穴があくほど自分を見つめなおした。
ずっとずっと。
ずっと今までの記憶を堀り返しては見つめ直した。
彼のこと。
そして、サトルのこと。
里子のこと。
これから自分がどうすればいいのか、まだ分からなかった。
あれから、彼とあんな形で別れてから結局自分の家に帰った。
帰りたくなかった。
でも、行く場所なんてなかった。
私にはここしか居場所がなかった。
次の日も仕事を休んでしまった。
体調を心配してくれる上司の声にすら何も感じなかった。
レイの心はそれほどまでに疲れていた。
自分を見失うってこんな感じをいうのかな…。
帰って知らない間に眠ってしまい、また朝がくる。
同じように過ごした昨日とは全然違った。
彼の言った通り、眠ってからは身体のだるさを感じなかった。
ただ、何もする気になれずにひたすら見つめる。
全てを投げ出してしまいたい気持ちすら起こらずに、
ずっと考えていた。
考えても考えても辿り着く結論は同じ。
本当の愛なんてなかった。
穴があくほど自分を見つめなおした。
ずっとずっと。
ずっと今までの記憶を堀り返しては見つめ直した。
彼のこと。
そして、サトルのこと。
里子のこと。
これから自分がどうすればいいのか、まだ分からなかった。
あれから、彼とあんな形で別れてから結局自分の家に帰った。
帰りたくなかった。
でも、行く場所なんてなかった。
私にはここしか居場所がなかった。
次の日も仕事を休んでしまった。
体調を心配してくれる上司の声にすら何も感じなかった。
レイの心はそれほどまでに疲れていた。
自分を見失うってこんな感じをいうのかな…。
帰って知らない間に眠ってしまい、また朝がくる。
同じように過ごした昨日とは全然違った。
彼の言った通り、眠ってからは身体のだるさを感じなかった。
ただ、何もする気になれずにひたすら見つめる。
全てを投げ出してしまいたい気持ちすら起こらずに、
ずっと考えていた。
考えても考えても辿り着く結論は同じ。
本当の愛なんてなかった。


