彼の車に乗るのは初めて…。
居慣れないシートに少し前屈みに座るとハンドルを握る彼の横顔を見た。
こうして一緒に居る。
嬉しくて仕方ない気持ちが胸を踊らせる。
音量低めに流れるオーディオのスローテンポな洋楽のバラードが一層レイの身体を熱くさせた。
レイの視線に気付き彼がチラっと横目で見た。
「どうかした?」
「ううん、何でも」
本当はただ見ていたいの。
こんなこと何だか恥ずかしくって言えない。
走らせる視界に目を向けてハンドルを切る彼から視線を前の景色に合わせた。
空いた道路を制限速度で快調に走らせる。
安全運転をしてくれているのが分かって余計に嬉しくなった。
運転の性格は助手席に座るとよく分かる。
自分も運転は荒い方だがサトルもかなり荒かった。
前が気になっておちおち座って話をする気になれない時もあった程だ。
ついつい頭の中に現れるサトル。
でも、もうそんなこと関係ない。
思い出しては何かと比較している自分を戒めながら記憶をねじ消した。
忘れよう。
何もかも。
先程、1人で歩いてきた道を帰るように車が走る。
居慣れないシートに少し前屈みに座るとハンドルを握る彼の横顔を見た。
こうして一緒に居る。
嬉しくて仕方ない気持ちが胸を踊らせる。
音量低めに流れるオーディオのスローテンポな洋楽のバラードが一層レイの身体を熱くさせた。
レイの視線に気付き彼がチラっと横目で見た。
「どうかした?」
「ううん、何でも」
本当はただ見ていたいの。
こんなこと何だか恥ずかしくって言えない。
走らせる視界に目を向けてハンドルを切る彼から視線を前の景色に合わせた。
空いた道路を制限速度で快調に走らせる。
安全運転をしてくれているのが分かって余計に嬉しくなった。
運転の性格は助手席に座るとよく分かる。
自分も運転は荒い方だがサトルもかなり荒かった。
前が気になっておちおち座って話をする気になれない時もあった程だ。
ついつい頭の中に現れるサトル。
でも、もうそんなこと関係ない。
思い出しては何かと比較している自分を戒めながら記憶をねじ消した。
忘れよう。
何もかも。
先程、1人で歩いてきた道を帰るように車が走る。


