レイは無言で見つめるサトルを見ないで立ち上がり部屋の入口に置いてあるバックを掴んだ。
床を蹴る足が空回りしそうになるのを堪えてそのまま玄関に飛び出た。
終わりだ…。
玄関のドアを威勢よく押し開けると一目散に下への階段を駆け降りる。
カンカンカン…
サンダルが弾く高い音の後ろで自分を呼ぶサトルの声がしたが構わず自転車に駆け寄る。
「レイっっっ」
もう一度、頭上にサトルの声がした。
レイは自転車に股がり見上げた。
「…ばいばい」
サトルは唇を噛みながらその場に立ち尽した。
バイバイ…
いつも、終わりがあるようで嫌だと思って、
じゃあねって言ってた。
でも、もう終わりだよ。
じゃあね、じゃなくて…。
ばいばい…。
静まりかえる夜道を自転車のタイヤの擦れる音だけが響いた。
床を蹴る足が空回りしそうになるのを堪えてそのまま玄関に飛び出た。
終わりだ…。
玄関のドアを威勢よく押し開けると一目散に下への階段を駆け降りる。
カンカンカン…
サンダルが弾く高い音の後ろで自分を呼ぶサトルの声がしたが構わず自転車に駆け寄る。
「レイっっっ」
もう一度、頭上にサトルの声がした。
レイは自転車に股がり見上げた。
「…ばいばい」
サトルは唇を噛みながらその場に立ち尽した。
バイバイ…
いつも、終わりがあるようで嫌だと思って、
じゃあねって言ってた。
でも、もう終わりだよ。
じゃあね、じゃなくて…。
ばいばい…。
静まりかえる夜道を自転車のタイヤの擦れる音だけが響いた。


