お姉ちゃんの憂鬱


「直くんがまっとうなことを言っている、だと…?」


「てかなんであたしの家が片付いてない前提で話進めてんのよ。確かに片付いてないけどさ。」


「片付いてねーのかよ。香奈子が片付けてくれただろうが。」


「3日で元通りだわ。」


「嘘でしょさぁちゃん?!あたしの努力がたったの3日で…?!」


「あたしの片付けできなさをなめてもらっちゃ困るのよ!」


「堂々とすんなよ。」


「最近さぁちゃんのキャラが迷子な気がするのはあたしだけですか?」


「いやオレもそう思う。」


「なんかいろいろ吹っ切れたわ。吉岡くんの家がダメなのは明らかね。絶対にかなの漫画欲が爆発するでしょ。」


「そんなことないよ。あたしだって勉強と決めればちゃんと…」


「ハガレンもスラダンもハンターハンターもあるぞ。」


「ね、ダメでしょ?」


「そ、そそそそんなことナイヨ?超読みたい。」


「本音が隠しきれてないぞ。」


「超読みたい。」


「やっぱダメじゃん。」




そんな会話を繰り広げる横で、まどかはジッと直くんを見ていた。何か探るように。