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目覚ましが鳴り響く…
「ふぅーもう朝?」
昨日はなっつに言われた通り徹夜してまで復習した。おかげさまで睡眠時間3時間…
そーだ。そーだよ。今日李喜斗迎えに来てくれるんだ!早くしなきゃ!

ーピンポーンー
「李喜斗もーきたんだ」
「ヒナ?いますか?」
そーするとうちのお母さんが出た。
「あら?雛帆の彼氏さん?」
「えぇーまぁーはい。」
「雛帆もやるわね。こんなイケメンつかまえるとは」
「あははは……ヒナいますか?」
「ちょいと待っててね」
うちのお母さんもよーゆーな。って余計なこと言わんで良いのに、うちの耳にもう聞こえとったし…

「雛帆?イケメン彼氏さんがお迎えですよ。」
「おおげさだよー。お母さん」
「まぁー頑張りなさいよ。」
「任せときー、うふふ」
ってうちはお母さんの顔をみてニカッと笑ってみせた。

ーダンダンダンー
うちはダッシュで階段を下りた。
「お待たせーぇ」
「急がんでもええのに」
「大丈夫!や」

李喜斗の手ぇがうちの手ぇを包み込む。

「なんなーヒナ階段ダッシュでおりてきたでしょ?」
なんでわかるのかな?もしかして聞こえてた?
「あははは」
うちは笑ってごまかすしかなかった。