学校に着いた途端、私たちは大勢の友達に囲まれた。
「な、夏希あんた、江原とまたおんなじクラスだよっっ」
おめでとぉ---
私たちを取り囲んでいた友達が、次々に言う。
「しっ、シィーーーー。聞こえちゃう!!」
美月たちが、大声で言うので、私は慌てて静かにさせた。
隣では、優理が、美月たちのことをすっごいめつきで睨んでいる。
かと思ったら、優理も、笑顔で、おめでとう。と言ってきた。
「それに、優理ちゃんt、夏希もおんなじクラスだよ。よかったね優理ちゃん。」
「は、ほんと??」
珍しく美月たちに喋りかけた。
「ち・な・み・に。うちらもおんなじクラス!!!!!!!!」
優理の顔が曇った。まぁ優理は苦手なんだよね。美月達のこと。
そんなことをやってると、予鈴のチャイムが鳴った。
「いこっ優理。」
私は、優理の手を引いて教室に向かった。
私たちは、2年4組。
私たちが教室に入る頃には、もういっぱい人がいた。
席は、、、後ろから2番目!!ラッキー。
前の席には、優理いるし。安心安心。
隣、、、、、、誰だろ。
と思った瞬間。いきなり私の前に現れたのは、、、
「はぁ~~疲れた。2年つっても4階だからかわんな・・・・・せ、せ、関ぃぃぃ~?」
「江原ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
まじかよ。
とか言いつつも内心、テンションMAX。
私は、コイツ。江原 優太に2年間も片思いしてる。
中学1年の時に、席が隣で一目惚れした。私にとって初恋の人。