紅い龍〜俺に一生ついてこい〜






凛「翔真〜!僕の紅ちゃんから離れて〜!!」



翔「お前が離れろ!バカめ!俺は今から転入生との絆を深めるんだよ!」





そんなバカ2人の後ろから盛大なため息が聞こえた。





「「「はぁ〜」」」


「凛も翔真も離れなさい!」





大人しそうな奴が少し切れた。





「如月さん、すいません。うちのバカ2人が…。僕は佐藤 拓海(サトウ タクミ)って言います。蒼龍の副総長です。どうぞ、よろしく。」






『……よろしく?』





拓「ほら、みなさんも挨拶してください。」





凛「紅ちゃん、僕のことは知ってるよね〜っ」




『………知ってる。』






「俺は、鈴木 翔真(スズキ ショウマ)!幹部!よろしく!」



女好きはニコニコしながら言った。



『……よろしく。』






「………速水 樹(ハヤミ イツキ)。…幹部。」



いかにも女嫌いで、無口なやつが目も合わせずに喋った。



『…………おう。』




拓「ほら、蒼も早く!」





蒼「俺、もうした。」




『…もう知ってる。』





「「「えぇぇぇーーー!!!」」」


凛、翔真、拓海の3人が声を揃えて驚いた。